Netflixで配信されている韓国ドラマ「イカゲーム/오징어 게임/Squid Game」は、複数のデスゲームをして賞金を獲得するバトロワ系ジャンルです。
イカゲームもその中の1つですが、それよりも印象が強いのが「だるまさんがころんだ」ですね。
大きな女の子のインパクトが強すぎて、一度見たら頭から離れないほど・・・。
そんな「だるまさんがころんだ」ですが、実は韓国語だと全く違う意味になっています。
どんな発音なのか?カタカナ表記だとどうなるのか?
そして、韓国語だとどんな意味があるのか?を徹底解説していきます。
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イカゲームでインパクトが強い「だるまさんがころんだ」
2021年9月にNetflixで配信が始まった韓国ドラマ「イカゲーム」は、韓国や日本だけでなくアメリカなどの海外でも非常に高評価を得ています。
韓国ドラマでここまでヒットするのは久しぶりかもしれませんね。
イカゲームは、悲惨な状況から抜け出すために賞金456億ウォンを目指して、456人のがけっぷちの人々が参加するデスゲーム。
秘密の場所に閉じ込められ、賞金を懸けた6つのゲームを6日間かけてするのですが、その内容は誰もが子供の頃に遊んだことがある簡単なものばかりです。
その中の1つである「だるまさんがころんだ」は特に印象が強く、むしろタイトル化されてもいいぐらいの話題性になりました。
予告動画の0:50あたりから、だるまさんがころんだのシーンが一部見られます。
トラウマになりそうな女の子ですよね・・・。
だるまさんがころんだの発祥は?
だるまさんがころんだは、子どもの頃の遊びの1つとして誰もが一度はやったことがあると思います。
韓国ももちろん子どもの頃の遊びの1つです。
そもそも、だるまさんがころんだはどの国が発祥なのでしょうか?
発祥については、記載がなく明確な情報がわかっていません。
日本では、明治時代以降から始まった遊びだと言われています。
また、日本や韓国だけでなく、スペインなどの海外でも同じような遊び方をします。
それぞれ言い方は異なるものの、基本的なルールやニュアンスは同じなので、万国共通の遊びの1つなんですね。
だるまさんがころんだの韓国語を知ろう
日本語では「だるまさんがころんだ」と言いますが、韓国語では言い方が異なります。
イカゲームの字幕も「だるまさんがころんだ」になっていますが、実際に発音している韓国語が違うので、どのように言っているのか、どんな意味があるのかを解説していきますね。
だるまさんがころんだの韓国語の発音
まず、イカゲームで女の子が発音している「だるまさんがころんだ」の部分を、韓国語、カタカナ、英語で表記すると以下のようになります。
무궁화 꽃이 피었습니다
ムグンファ コッチ ピオッスムニダ
mugunghwa kkochi piotsseumnida
「コッチ」の部分は日本語にはない発音であり、正確には「ッコチ」になります。
イカゲームでは「ッコーチ」とのばしていますが、日本人が聞こえるのは「コッチ」なんですね。
ちなみに、Google翻訳で調べると・・・
「달마씨가 넘어졌다/dalma ssiga neom-eojyeossda」となります。
韓国で「だるまさんがころんだ」という言葉自体がないので、翻訳が変になっているんですね。
さらに、韓国語の「だるまさん」にあたる言葉は「오뚝이/ottugi/オットゥギ」となり、言葉自体が違うのでご注意ください。
韓国のNAVERが作ったPapagoという翻訳機だと、直訳ではなく韓国での表現を表示してくれます。
Papagoめちゃくちゃ優秀・・・!!!
だるまさんがころんだの韓国語の意味
韓国語の発音だと「무궁화 꽃이 피었습니다/ムグンファ コッチ ピオッスムニダ」になりますが、これを直訳しても「だるまさんがころんだ」にはなりません。
正確な直訳は「ムクゲの花が咲きました」となります。
무궁화 (ムグンファ)→ムクゲ
꽃 (コッ)→花
이 (イ)→が
피었습니다 (ピオッスムニダ)→咲きました
※「꽃」と「이」を繋げて読むと、パッチムになり「チ」の発音になります。
だるまさんがころんだの要素が1個もありません。
これは韓国に限らずですが、他の国でも別の言い方をしています。
例えばフランスなら「Un, deux, trois, soleil」(アン・ドゥ・トヮ、ソレイユ)と言い、意味は「1,2,3, 太陽」です。
私達には「だるまさんがころんだ」が当たり前なので、なんだか変な感じはしますね。
言い方は違えど、ルールは基本的にどこの国も同じです。
だるまさんがころんだの韓国語の由来
日本語とは異なり、「무궁화 꽃이 피었습니다/ムクゲの花が咲きました」という韓国のだるまさんがころんだ。
なぜ、「ムクゲの花が咲きました」というのでしょうか?
ムクゲの花は、フヨウ(ハイビスカス)属です。
夏に大きな花を咲かせる落葉低木で、韓国の国花となっています。
だるまさんがころんだの遊び自体は、日本から来ています。
その中で、植民地時代に韓国の国家である「ムクゲの花」を知らせるために、歌を変えたと言われています。
これは、韓国に住んでいる方に聞くと皆さんが同じように答えるので、韓国ではそのように教えられているようですね。
だるまさんがころんだの韓国語の歌
イカゲームで「だるまさんがころんだ」の歌が流れますが、ドラマ仕様になっているのか、もともとそのような言い方をするのか気になる方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、リズム感があるのはドラマ使用であり、実際はもう少し単調な感じでいいます。
「ムグンファ コッチ」が「だるまさんが」、「ピオッスムニダ」が「ころんだ」に近い表現になります。
もともと韓国語は、アクセントがない言語です。
日本語のように上がったり下がったりが激しくないので、基本的には単調な言い方に聞こえるんですね。
ちなみに、イカゲーム仕様のだるまさんがころんだの歌をRemixされている方もいましたので、ご紹介します。
こちらは動画の埋め込みができないので、You Tubeのリンクを貼っておきます。
■《오징어게임》무궁화 꽃이 피었습니다-Remix(だるまさんがころんだ韓国語Ver)
この歌を聞いたらしばらく耳から離れず、いつの間にか口ずさんでいると思います。
再生は自己責任でお願いします・・・(笑)
イカゲームの由来・キャストも知ろう
世界的に人気大爆発のイカゲーム。
そもそもなぜイカゲームというタイトルがついたのか、由来を知っておくとより楽しめます。
そして、どこか見覚えがあるような・・・と気になった方、原作があるのかもぜひチェックしてみてください。
■【Netflix】イカゲームの原作は?カイジなどに似ていると言われる理由【韓国ドラマ】
また、キャストや相関図、吹き替えの声優についても別途まとめています。
相関図は公式などにも出ていないので、オリジナルを作成しました。
見始めてまだよくわからない・・・という方はぜひ参考にしてみてください。
■【Netflix】イカゲームの吹き替えの声優・キャスト・相関図まとめ
ありがちなバトロワ、デスゲーム系でありながら、ここまで人気が出たのはストーリーのテンポの良さが大きいと思います。
韓国ドラマは、いったりきたりする「中だるみ」が目立ちがちなんですよね。
そのため、日本のドラマに比べると話数が多かったりします。
しかし、イカゲームは全9話と見やすい話数であり、その中で伏線がこうだったのか!という考察も楽しめます。
ビジュアルも印象に残りやすく、韓国ドラマが初めての方でも楽しめるんですね。
まだ見てないよ!という方は、Netflixで見ることができますので、ぜひ一度と言わず二度、三度ぐらい見て、いろんな視点で楽しんでみてください。