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【韓国映画】オアシスのキャスト・あらすじ・感想まとめ【菅田将暉おすすめ】

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2002年に公開された韓国映画「オアシス/오아시스」は、韓国MBC映画賞で最優秀作品賞を始めとする数々の受賞。
さらに同年の第59回ヴェネツィア国際映画祭でも複数の受賞を獲得し、高評価を得ました。

古い映画なので見たことがない方も多いかもしれません。
韓国映画の隠れた名作の1つなので、ぜひ見てもらいたい作品の1つです。

本記事で、オアシスのキャスト、あらすじ、感想、評価、歌(OST)などをまとめています。

菅田将暉が影響された韓国映画「オアシス」

日本とはまた違ったテイストで作成される韓国映画や韓国ドラマ。
新しいものだと、2021年10月にNetflixで独占配信が開始された「イカゲーム」はとても話題になりましたね。

最新の映画やドラマもいいのですが、古いものも隠れた名作がたくさん隠れています。
その1つが、韓国映画「オアシス」ですね。
韓国語だと「오아시스/oasis」となり、直訳してもそのまま「オアシス」になります。

2002年に公開された映画なのですが、2021年10月になって再び注目されています。
その理由が、テレビ番組「行列のできる法律相談所」で俳優の菅田将暉さんが推していたからなんです。

番組内で「好きな映画」の話になった際、「影響を受けた映画」としてオアシスを紹介していたんです。
これにより、映画レビューなどがたくさん投稿されているFilmarksでも話題のおすすめ映画にピックアップされていました。

オアシスのあらすじ

3つの罪により、2年6ヵ月の刑を終えたばかりのジョンドゥ。
出所して家族のもとに戻るものの、家族からは受け入れられない日々を過ごします。

そんなジョンドゥは、1つの罪であるひき逃げの被害者の遺族を訪れます。
被害者一家は引越しの最中で追い払われますが、部屋にはコンジュという女性が取り残されていました。

コンジュは重度の脳性麻痺のため手足が不自由であり、言葉にも重い障害を抱えていたのです。
面倒だと思った兄夫婦は、コンジュの名義で障害者用のアパートを借りて、自分たちだけはそこで住み、役所の人が確認に来るときだけコンジュをアパートに呼んで一緒に住んでいるかのように振る舞い、再びもとの家に帰すというひどい仕打ちをしていました。

ジョンドゥはコンジュのことが気になり始め、花のプレゼントなどをし始めます。
周りから受け入れられない2人。
2人だけのオアシスを求めて純愛を築き上げていきますが、立ちはだかる困難を乗り越えることはできるのでしょうか・・・。

You Tubeにて、一部だけですが動画を見ることもできます。

今の鮮明なグラフィックとは違ってどこか懐かしさを感じる映像ですね。
内容もかなり衝撃を受ける部分もあれば、泣ける部分、考えさせられる部分があり、大人向けの作品となっています。

オアシスのキャスト

オアシスのキャスト及び主な出演作品をご紹介します。

女優・俳優名 役名 その他出演作品
ソル・ギョング ホン・ジョンドゥ 茲山魚譜 チャサンオボ
悪の偶像
ムン・ソリ ハン・コンジュ 青い海の伝説
太王四神記
アン・ネサン ホン・ジョンイル 僕のヤバイ妻
リーガル・ハイ
ミスティ
リュ・スンファン ホン・ジョンセ なし

オアシスの公開日

韓国及び日本等での映画公開日は、以下のようになっています。

韓国での公開日 2002年8月9日
イタリアでの公開日 2002年9月6日
日本での公開日 2004年2月7日

オアシスの歌・OST

オアシスは、歌(OST)も良い!と評価が高い作品です。
2004年1月21日に(株)ソニー・ミュージックディストリビューションより「オアシス」のサントラも発売されています。

収録されている曲は、以下のようになっています。

1.もしも私が
2.メイン・タイトル
3.空
4.オアシス
5.彼女の空
6.外出
7.冬
8.影
9.木
10.光
11.冬(ピアノ)
12.アッサム地方の祭り歌

オアシスを見た管理人の評価

総合評価 ★★★★★
ストーリー ★★★★☆
感動 ★★★★☆
出演者の演技力 ★★★★★

まず最初にお伝えします。
この作品は、日本でも韓国でも賛否両論が激しい作品です。
とても良いと感じる方もいれば、胸糞が悪い!と感じる方もいて、特にジョンドゥに対しての嫌悪感が止まらず、途中で見るのを挫折する方もいます。

しかし、お2人の演技力は本当に素晴らしいです。
特にコンジュを演じる女優さんのムン・ソリさんは、本当にそうなのではないか?と感じてしまうほどリアリティに演じられていて引き込まれます。

社会で言うはみ出し物の男性と障害を持った女性の純愛。
世間から受け入れられなくても、2人の絆や愛の強さにいろんなことを考えさせられます。

とある人にとっては非常識なことかもしれません。
はたまたとある人とっては当たり前のことだと痛いほど実感する作品です。

また、この作品は映画やドラマでありがちな「ハッピーエンド」はありません。
もちろん幸せな時間もありますが、みんなに受け入れられてハッピーエンド!という展開を好む方にはおすすめできないです。

ただ、ラストも含めて、愛とはなんなのか?人間とはなんなのか?を非常に考えさせられる作品であるのは間違いありません。
人間の良さも汚さも見られるので、個人的には1度は見てほしい韓国映画です。

オアシスを見た視聴者感想まとめ

オアシスの韓国での評価、日本での評価はどうでしょうか?
韓国での評価は、NAVERや現地の方で実際に見た方にインタビューをしたものをご紹介します。

※ピンクは韓国での評価、青は日本での評価

恋じゃなく愛を習える映画。
感動するシーンも多いけど、ラストは・・・


名作と言える映画だけど、独特な恋の形は賛否両論。
受け入れるのが難しい人もいるかもしれない


女優・俳優の演技が素晴らしい
前科のある男と障害のある女の恋を題材にするのはなかなかないし、話の内容も良い!

言葉と表現が制限されても顔の動きと小さく強ばった手足の動きで、あそこまで喜怒哀楽を表現できるのは脱帽としか言えません。
この映画の健常者ってのは一体、誰のことを指してるんでしょうね。
考えさせてくれる映画でした。
すばらしかったです。


韓国エンタメ業界の本質的な素晴らしさを実感した。
演技力が次元違いで、日本のエンタメ界では確実にこのような作品は生まれない。
映画事態の企画テーマですら、映画制作までに至らないと思う。
「演技」という単語をGoogleで調べてしまう程に、技のレベルがずば抜けて特出している。
そして、物語も世界観も素晴らしく、脳裏に焼き付いて消えない作品だと思う。


社会不適合者の男性と障害者の女性の恋愛。
理解に苦しむ。なんだこの主人公は頭がおかしいのか?そう思っていたのに途中から、では自分はまともなのか?人として正しいのは彼なのではないか?と、頭を打たれたような衝撃。自分の中にあった差別や偏見に気付かされた。
主役二人の演技力が凄まじく、二人だけの世界が美しい。引き込まれる。これは純愛だ。あまりに危うい二人に、幸せが訪れることを願わずにいられなかった。

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